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釣り人必見!水族館飼育員しか知らない魚の生態とは?

悩んでる人

釣りで狙っている魚の生態を知り、ちょっとでも釣果アップしたい。なぜ魚が釣れないのか知りたい。釣りを始めたら魚に色々興味が沸いてきた。




そんな方にぜひおすすめの本を見つけたので紹介していきます。




今回紹介する本は

水族館発!みんなが知りたい釣り魚の生態ー釣りのヒントは水族館にあった?


この本には(実際に水族館で勤務し、かつ自身もアングラーという根っからの魚好き、魚の生態などを研究されている教授や准教授の方々)36名の豊富な知識経験が詰め込まれた1冊。


飼育プロとしての観察眼による魚の知られざる生態が盛りだくさん書き込まれており、目から鱗の情報が盛り込まれています。




内容を全てお伝えは出来ないので私が厳選した重要な2つのポイントをお伝えします。


結論

  • 大きい魚ほどスレるのが早い。
  • 魚にはそれぞれ優れた器官を持っている。



大きい魚ほどスレるのが早い!

なかなか大物が釣れない、ランカーサイズのシーバス、座布団ヒラメをまだ釣った事が無い。

なぜか?



本書にはこんな答えがあります。

ポイント

  • 大物は長く生きている分経験豊富。
  • 他の魚が釣られているのを察知している。

大物は長く生きている分経験豊富

どの魚種にも共通して大物(老成魚)は個体数も少なく、さまざまな危険を回避して生き延びてきた強者

そのため賢く、警戒心が強く、スレるのが早い



この本の企画するきっかけになったのが、編著者である馬場宏治さん(神戸市立須磨海浜水族園)が水族園のブリを1尾釣ったらスレてしまって全く釣れなくなったという経験により本書を企画されたそうです。(釣りをしたのはある実験のため捕獲する必要があった)

水族館で飼育され毎日餌付けされた魚でスレるというのはとても驚き。



水族館で釣りができたら入れ食いだななんて思っていましたが、完全に素人の考えのようです。笑



この時にやはり大型のブリの方がスレが早く1,2匹釣れたら釣れなくなってしまい、



しかもスレてしまった個体はハリや糸を見切って食わないそうです。



完全にハリや糸を魚が視認しているのがわかります。



大型魚の賢さに驚かされる事実ですよね。

他の魚が釣られているのを察知している

そもそもなぜスレるのかという疑問は、魚が危機を察知してその回避行動を取っていると言う事ですよね。

つまり他の魚が釣られて行くのを見ている、または音、危機を察知する物質の存在などで感知しているのではないかとされています。



さきほどの馬場さんはブリをスレさせないように、かつおの1本釣りの要領でブリが暴れる前に抜き上げるようにした事で順調に捕獲できたそうです。



しかし実際の釣り場では、他のアングラーの方がヒットした横でも釣れたり、立て続けにヒットしたりする事もあるので自然界と水族館のような限られたスペースで飼育された状況では少し違いが有るかも知れません。

本書に【魚が仲間に危険を知らせる「警報物質」】について書かれています。

ポイント

  • 魚が出す警報物質とはどんなものか
  • その物質を感知した魚はどんな反応をするか
  • 違う種の魚同士でも反応があるか
  • 警報物質を持つ魚と持たない魚


について広島大学院生物圏科学研究科、准教授の吉田将之さんによって詳しく解説されています。

なぜ魚がスレるのかについて、本書の【魚が仲間に危険を知らせる「警報物質」】 の部分だけでも読む価値はあります。


魚にはそれぞれ優れた器官を持っている

魚はどうやってルアーやハリ糸を見切っているのか?

エサ釣りでも簡単に釣れないのはなぜか?



こんな疑問にも参考になりそうな内容が本書には載っているので3つに絞って紹介します。

食べる前から味が分かる魚たち

なんと魚は食べる前から味を感じているらしく、エサなのかどうかを食べる前に味わって確認する事が可能。

しかも口の中以外でも味を感じられる



口の中以外の味蕾(味を感じる感覚器官)を持つ部位

口以外に味を感じる部位

  • くちびる
  • 顔面
  • ヒゲ


人間に口には9千個の味蕾があるのですが、ナマズの仲間はなんと20万個もの味蕾を持っている。

味にめちゃめちゃ敏感なんです。



しかも顔やヒゲで味を感じ取ることができるので、ヒゲで砂の中のエサを探したり顔面で味わって確認してから捕食する事が可能。



しかしナマズもルアーで釣れるので完全に味覚だけに頼って捕食しているわけではないと思いますが。



またタコは腕にも味やニオイを感じる受容体を持っているそうで、触っただけで味を確認でき、しかも水中に溶けた味も感じ取れる程の敏感さです。



ほぼ全身で味を感じているようなものですね。笑



嫌いな味が漂ってきたら、のたうち回るくらい辛いことでしょう。笑

魚の優れた嗅覚

魚には水中の水溶性の成分が嗅ぎ分けられる嗅覚がそなわっていて、とても敏感。

魚類は約100種類の水溶性のニオイ成分を嗅ぎ分けられると考えられています。



中でもアミノ酸には強く反応を示し、なんと水泳プールに小さじ一杯のアミノ酸を溶かした低い濃度でも感じるそうです(魚種により差は有り)。



またニオイの成分がどの方向から流れて来ているのかも感じる事ができるので、ニオイをたどってベイトを追いかけ回しているのかも知れません。

ベイトの動きを見分ける

ルアーのアクションを変えたりカラーを変更したりすると釣れる場合があるのは、魚も目視でベイトを良く確認して補食していると言う事です。

特にシーバスは警戒心が強く賢い魚なのでルアーの動きなど、少しでも違和感があると反応しない、そんな経験をした方も多いと思います。



水族館で飼育されているシーバスでも警戒心の強さは健在のようでエサを入れてもいきなりボゴッとは食べないそうです。



じっとエサを観察し口先でつついてそれでも食べない個体がいるくらい。



また生きエサを与えた時でもイワシが弱っていたり変な動きをしている時は食べず、元気なイワシほど食いがいいと紹介されています。



さまざまな優れた器官を魚は持っていますが、思っているより魚も視覚に頼って捕食しているのかなと感じます。



ただでさえ警戒心の強いシーバスが大物の個体となればさらに賢く、警戒心も強くなる事でしょう。



ランガーをボコボコ釣って見せるプロアングラーの凄さが良く分かります。


まとめ:釣り人必見!水族館飼育員しか知らない魚の生態とは?


まとめ

  • 大物は長く生きている分経験豊富で賢い
  • 他の魚が危険にさらされているのを感じる事ができる
  • 食べる前から味を感じている
  • ニオイにとても敏感
  • 目視で注意深く確認している


本書は、水族館の飼育員しか知らない秘密の魚の生態を教えてくれる、そんな1冊です。



今回紹介した以外にも、たくさんの釣り魚が紹介されています。



本書を読めば釣果アップ間違いナシ!?興味があれば読んでみて下さい。



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水族館発! みんなが知りたい釣り魚の生態 −釣りのヒントは水族館にあった!?

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